抗酸化作用のある食品
今まで酸化のした食品(揚げ物など)は控えて、抗酸化作用のある食品を取りましょう、と紹介してきたのですが、
「具体的に何を食べればいいの?」
という方のために、今回はどのような食品が加齢臭を防ぐことに効果的なのか紹介しようと思います。
抗酸化作用があると言われているのは、ビタミンCやビタミンE、ポリフェノールが代表的なのですが、あまり難しく考えないでほしいと思います。
簡単に考えると、野菜や果物に抗酸化作用が多く含まれています。
野菜の中にも特に抗酸化作用が多いと言われているブロッコリーやアボカドなんてのもあるのですが、夫に毎日アボカドを食べさせるなんて現実的ではないですよね?
アボガドなんて我が家の食卓ではありえないメニューです、私の料理のレパートリーが少ないのもあるけど・・・。
他にも抗酸化作用のあると言われている食品は色々あるので、いくつか紹介しますね。
- アボカド
- ブロッコリー
- 人参
- かぼちゃ
- ベリー系(ストロベリー、ブルーベリー、クランベリーなど)
- 芽キャベツ
- アスパラ
- ナッツ類
他にもたくさんあるのですが、ある共通点があります。
全てに当てはまるわけではないのですが、野菜で考えると丸ごと、皮ごと調理できる野菜に抗酸化作用が多いと言われています。
中身だけを食べる野菜ではなく、野菜の皮ごと食べるモノがおすすめです。
抗酸化作用があると加齢臭の元となる皮脂の酸化を防いでくれます。
空気中の酸素と反応しないように防いでくれるのが植物の皮です、だからこそ抗酸化作用のある物質が多いと言われています。
リンゴの皮で考えるとわかりやすいと思います。
だからリンゴを食べる時も抗酸化作用を期待するのであれば、皮ごと食べるのがおすすめです、よく洗ってから食べましょう。
果物にはたくさんのビタミン類が含まれているので、中身だけ食べるバナナも効果的なんですが、皮ごと食べられるイチゴなどのほうが抗酸化作用は高いと言われています、流石にバナナの皮は食べられませんよね。
健康の為にミカンの皮を食べる方もいます、ミカンの皮は陳皮といって代表的な漢方薬でもあるんですよ。
赤ワインに抗酸化作用のあるポリフェノールが多く含まれているのですが、ブドウの中身だけからつくられる白ワインには、あまりポリフェノールは含まれていないのと同じです。
これを色々な食品で意識するのが抗酸化作用を取り入れるコツです。
スイカやバナナの皮を食べるのは難しいですが、人参の皮なら綺麗に洗えば調理できますよね。
かぼちゃだって煮つけなら皮ごと食べられます、ゴボウや大根だって皮を調理することが出来ます、大根は菜っ葉も食べられますよね。
抗酸化作用のある特定の食品だけを多く取るというよりは、調理方法を工夫することも大事ですよ。
調理方法で酸化する?
調理方法の工夫をしてほしい理由を説明します。
例えば菜っ葉類は中身だけ食べることはないですし、とても栄養も豊富でいいのですが、油で炒めてしまうと栄養素が失われてしまいがちです。
単純に炒め物だと油の摂取量も増えてしまいます。
同じように菜っ葉類を食べるのであれば、サラダのように生で食べるほうが抗酸化作用が期待出来ます。
もし加熱をするにしても、味噌汁や鍋などの煮込み系の方が油も使わないのでおすすめです。
私はほうれん草のソテーが大好きなのですが、三回に一回ぐらいは油を使わない「お浸し」に変えています。
いきなり食生活の全てを変えるよりも、そういう小さな積み重ねが長続きさせるポイントです、ダイエットと同じで極端な変化は続かないものです、内緒で夫へ食べさせるとなるなら尚更です。
無理やりだとリバウンドすることもあります、あくまでも食事の内容は少しずつの変化がいいですよ。
ほうれん草をソテーをするにしても油を少な目にするとか、ちょっとしたことから始めましょう、この意識の違いでもトータルすると全然違ってくると思います。
酸化のしやすい揚げ物だけは控えてほしいのですが、他にも気を付けてほしいものがあります。
それはインスタント麺やスナック菓子です。
お菓子やインスタント食品が多いと栄養が偏るという意味もあるのですが、実はカップラーメンの多くは油で揚げてパリパリの状態にしています。
かなり酸化している食品なんですよ。
カップラーメンの中には「ノンフライ麺」とかもあるので、上手に選んでみてください。
同じようにほとんどのスナック菓子も油で揚げているので酸化しています、ポテチはイメージしやすいと思うのですが、お煎餅なんかにサラダ味ってありますよね、あれってサラダ油の味ってことなんですよ。
表面をパリッと仕上げるためにサラダ油を塗っています。
だからスナック菓子にも油がたくさん含まれています、それも時間が経って酸化した油なので加齢臭対策としては控えたい食品です、インスタント食品やスナック菓子は抗酸化作用のある食品の対局です。
スイーツ好きの人には和菓子がおすすめですね、洋菓子よりは油分が少なくて低カロリーですよ、ただ糖分はたっぷりあるので食べ過ぎには気をつけてください。
洋菓子やパンも生地の中にもたっぷりと油が入っているので、やはり控えたほうがいいと思います。
パンをつくったことがある人ならわかると思うのですが、パンの生地の中にはたっぷりと油が入っていますよね、バターやマーガリンの他にも生クリームも入っているので、ごはんの変わりとしてパンにしてしまうと、かなり油や砂糖が増えてしまいます。
クッキーとパンの生地の材料ってほとんど一緒なんですよ、分量は違いますけどイースト菌とベーキングパウダーの違いぐらいなものです。
だからパンもたまにお菓子として食べるぐらいならいいとは思いますけど、食事にしてしまうと油や糖分の取り過ぎになるので気をつけてほしいと思います。
特に生地そのものが甘いパンは危険です、ホテルの食パンって何もつけなくても甘くて美味しいですよね、あれは普通のパンよりもたくさん砂糖や卵やバターが入っているからです。
甘くない食パンのほうが身体にはいいのですが、結局ジャムやマーガリンをたっぷりとつけることになるので、やはり食事として毎日は食べない方がいいと思います。
身体にいいパン?
ここで問題です!
一般的に売られているパンの中で、油も砂糖も卵も牛乳も入っていないパンはなーんだ?
・・・
・・・
・・・
正解は・・・
フランスパンでした!
意外でしょ!?そうでもない?フランスパンって全く甘くなくてパサパサしているでしょ、小麦粉と塩とイースト菌と水ぐらいしか入っていないからです。
だから何もつけないで食べるのは難しいと思いますよね、でも焼きたてのフランスパンはそのままでも凄く美味しいんですよ。
近所にパン屋さんがあったら是非フランスパンを試してみてください。
焼きたてのフランスパンは小麦粉の風味と、ほのかな甘みがあって凄く美味しいんですよ、ただし添加物が少ないので寿命が8時間ぐらいって言われています。
店員さんにフランスパンの焼き上りの時間を確認して購入してください、8時間以内で食べきれるサイズのものを選びましょう。
あ、ごめんなさい、抗酸化作用のある食べ物から大分話がそれてしまいました。
ざっくりまとめますと、加齢臭を防ぐには、やっぱり和食が素晴らしいと思います。
和食は基本的に油を使わないですし、野菜もいっぱい取れます。
さらにいうと白米よりも玄米がとってもいいです、白米は玄米の皮をとったものなので玄米は野菜でいうと皮ごと食べるようなことなんですよ。
玄米は完全食っていわれるぐらい栄養が豊富です、抗酸化作用も期待出来ますよ。
昔、戦争があったころの話なんですけど、せめて兵隊さんには良い物を食べてもらおうと白米を食べさせていたそうです。
その頃は現代と違って精米技術が発達していないので、玄米を白米にすることは大変だったそうです、凄く手間がかかるのでとても高価なものでした、一般家庭では玄米が普通だったそうです。
で、結果的に白米を食べていた兵隊さんたちは、栄養が不足して病気になってしまいました。
当時は原因がわからなかったのですが、現代では玄米の栄養素がなくなってしまったことが原因だと言われています。
当時の日本の食事は質素だったのでしょうが、玄米と漬物と味噌汁ぐらいでも十分に栄養が補えていました、それぐらい玄米は栄養が優れているってことです。
これって、リンゴやブドウの皮と共通すると思いませんか?
中身だけ食べると栄養が偏ります、だからなるべく皮ごと食べれる食品がいいというわけですね。
ただ、いきなり玄米100%に変えるのはおすすめしません、夫が何をいうかわからないし、正直あまり美味しいわけではありません。
初めは健康のためといって白米の中に「雑穀米」や「発芽玄米」のようなものを混ぜるぐらいがおすすめです、これだとモチモチして結構美味しいですよ。
まとめると言ってまとまっていないわね・・・ごめんなさい。
「揚げ物を控えて和食を増やしましょう」
ということでした、少しずつでいいですからね、いきなり大きな食生活の変化は続かないものですよ。